1 不動産業のマーケティングとは

  • 武井  信雄行政書士 マスク

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2018年08月21日 コラム番号:2,024

1 不動産市場への働きかけ

1 不動産業のマーケティングとは
1 不動産市場への働きかけ
マーケティングとは,変化する市場に働きかける企業の諸活動のことをいう.消費者のニーズやウォンツの変化は,企業の経営活動にさまざまな影響を与え,新たな購買需要を生み出す。

需要創造のために小売業は,季節や地域に必要なライフスタイルの提案という積極的な販売促進活動などを仕掛けることによって,顧客の購買需要を刺激することになる。


2 不動産・事業戦略としての展開
企業は効率的、効果的な経営活動を前提としている。しかし、建物、商品すなわち土地等が顧客のニーズを満足させるものでなければならい。

企業は顧客満足を高めるために,より良い土地建物の開発や効率的な情報流通政策,インパクトのある広告などの販売促進,そして適切な価格政策といった不動産・事業戦略としての諸活動を絶え間なく行う必要がある.


3 事業者の競争の優位性の発揮
企業はそれぞれの不動産市場において,同質化競争を繰り広げている.同質化競を回避するために,差別化(違い)戦略や個性化(らしさ)戦略などを押し進め,自己の競争優位性、個性の発揮することが求められる。


4 不動産・需要を創り出す店頭活動
マーケティングとは、「対象となる市場において企業が自己の優位性を得ようとするための「販売・賃貸」に関する諸活動の革新」である。

不動産業においては,マーチャンダイジング(品ぞろえ)と店舗オペレーション(運営)が主体となっていた。そのため,需要を創造する意味でのマーケティングに関しては,ほとんど取り組んでこなかったといえる。

しかし,不動産物件をただ店頭に並べて、宣伝だけでは売れなくなった現在,不動産業は、大手不動産のマクロ・マーケティングとは異なった、ミクロの視点から自己の商圏を刺激し,新たな購買需要を創造するマーケティングが重要となっている.

すなわち,店頭・店舗を活用して新たな購買需要を創造するマイクロ・マーケティングを展開することが,小売業には求められているのである。

不動産業のマーケティングは、マイクロ・マーケティングとして、顧客創造と顧客維持に向けた全体的活動として,

①顧客ニーズへの適合戦略,

②競争店との棲み分け戦略,

③地域社会への貢献

が必要となっている.

コラム執筆者

  • マクロ・ミクロ経済学商法・会社法相続不動産売買マーケティング経営分析経済評論