相談番号:1,539

遺留分に愛人への貸付金は計算されますか?

  • 投稿日:
  • 2018年05月03日
  • 回答受付終了
  • 地域:
  • 愛知県
  • 相談者:
  • かすみ
  • 回答者:
    • 森 圭弁護士 マスク
    • 内藤 政信弁護士 マスク
    • 遠山  眞人行政書士 マスク
    • 宇井 勝行政書士 マスク
    • 國枝哲哉司法書士 マスク
    • 土地家屋調査士行政書士小林大栄行政書士 マスク

回答数

6

参考にした人

237

相談者:かすみ (愛知県)

先日父が亡くなりましたが、父方の親戚の一人に預貯金と車を渡すとの遺言書を書いていたようです。とはいっても、そもそも遺産は預貯金と車のみなので「遺留分を請求します」と告げたところ、父が生前愛人に貸したという借用書を出されました。7年前の借用書ですが600万を父が愛人に貸したようです。どのくらい返済されているかは親戚も父から一切聞いておらず全く知らない、とのことですがこの借用書はあんたのものだから持っていけ、と言われました。

この場合、遺留分の計算はどのようになるのでしょうか。
親戚は何も聞いてないと言いながらも、額面どおり600万を差し引くようなことを言っていました。
愛人はとても若い女なので父との関係的にも返してるとも思えませんが返したと言い張る気がしますし、請求しても返してくれないと思います。それでも遺留分から計算されてしいますか?

追記

6名の先生方から回答頂き大変感謝いたします。
また、宇井先生からはわかり易い説明に具体的な金額までも頂きありがとうございました。

簡潔的に事が収まるのなら貸付金についてはこのままそっくり認めてしまおうかと思ったもしたですが、先生方の「借用書の価値」についての意見を聞いてみて、やはりこの際争ってみようかなという気になりました。

内藤先生と遠山先生にお聞きしたいのですが、
>そのリスクは関係者全員で公平に
とありますが、相続人は私一人ですが、それでも借用書分は親戚にも負担させることができる可能性があるのですか?

専門家からの回答

    • 回答 1
    • 森 圭弁護士 マスク
    • 2018年05月03日 16:52:02

    お父様が愛人の方に有していた貸金債権は、お父様が有していた財産となりますが、記載されている通り、借用書のみでは債権額は明らかでありません。また、債権は額面が明らかであっても、相手の資力や担保の有無で評価が異なってきます。

    よって、借用書のみをもって、遺留分の侵害がないと主張することはできません。
    また、およそ回収可能性がないような債権であれば、その債権は無価値となりますので、遺留分を侵害していることになるかと思います。


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  • 難問ですね。
    債権の価値をどうみるか。
    回収可能性があるのかどうか。
    そのリスクは関係者全員で公平に
    負担することにしないといけませんね。
    とすれば、裁判官の知恵も借りて
    家裁で協議する必要がありますね。

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  • 回収可能性があるのかどうかにつきます。回収可能性がないような債権であれば、その債権は無価値となります。借用書のみでは債権額は明らかでありません。また、債権は額面が明らかであっても、相手の資力や担保の有無で評価が異なってきます。
    債権の価値をどうみるか。そのリスクは関係者全員で公平に負担することにしないといけません全額遺留分には無理があります。

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    • 回答 4
    • 宇井 勝行政書士 マスク
    • 2018年05月04日 18:45:16

    はじめまして。
     まず、お父様が女性に貸付けたとされる600万円の扱いですが、負債が相続財産に含まれる事からも明らかな通り、債権も相続財産に含めて扱う事となるのが原則です。その為、お父様の遺産としましては、大きな所では、ご記載頂いた預貯金や自動車の他、その600万円の債権が存在していた事になり、そして、ご記載頂いた内容を前提とします限り、ご相談者様は、その内、600万円を既に相続なされている形となります。
     従いまして、ご相談者様が遺留分の権利を主張した場合、その算定の根拠となる財産は「被相続人が相続開始の時において有した財産の価額にその贈与した財産の価額を加えた額から債務の全額を控除」して算定する事とされていますので、お父様が遺言によりご親族の方に贈与したとされる預貯金や自動車の価額に、更にその女性に対する債権額を加えた額を元に、遺留分額も算定される事となります。その際、ご相談者様以外にはお父様の相続人が存在していないとの事であれば、ご相談者様が主張し得る遺留分額はお父様の遺産の二分の一という事になりますので、今、仮にお父様の預貯金と自動車の価額が合計で2000万円であったとしますと、お父様の遺産の総額はそこに600万円の債権を加えた2600万円という事になりますから、遺留分もその半額の1300万円となりますが、その内、既にご相談者様が相続されている形となる債権の分が差し引かれ、結果、具体的な遺留分額は残額の700万円という事になります。
     ただ、お父様とその女性の関係からして、その600万円の貸付金も実質的には女性に対する贈与であり、借用書はあくまでも形式を整える為の物に過ぎなかった可能性も十分考えられる所でもあるかと思われます。その場合、その女性に対する貸付がご相談者様にお父様の遺産が渡る事を阻止する為に行われた等の事情でも無い限り、その600万円の部分はお父様の財産からは既に失われたものとして扱われる事となりますので、その結果、遺留分の算定の結果も、若干、異なったものになって来る事にもなりますから、先ずは女性に対する貸付金の性格を含め、お父様の遺言の有効性等、もう少し事実関係を精査してみた方が宜しい様にも思われます。
     ご記載頂いた事実関係を元にした概略的な内容に止まりますが、何かしらのご参考となれば幸いです。それでは失礼致します。

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    • 回答 5
    • 國枝哲哉司法書士 マスク
    • 2018年05月06日 18:15:56

    貸付金は預貯金と同じように債権ですので遺留分の計算に含まれます。
    しかし、今回の借用書だけでは600万の貸付金があるかどうかわからないことと、また貸付金があったとした場合であっても、愛人の方に資力がなく回収することができない場合はこの貸付金は無価値になりますので、親戚の方の遺留分としてそのまま600万として計算することは難しいと思われます。

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  • 有効な遺言書であれば、遺産を特定するために、預貯金・車輌の動産価値から600万円を差し引いた金額が遺言で取得できる金額なります。その遺産から遺留分減殺請求するための金額を計算します。慰留分の計算は最終遺産からかすみさんが母・兄弟なしの法定相続人であれば、その遺産の1/2が慰留分減殺請求権の金額になります。

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    • 群馬県前橋市の小林大栄行政書士登記土地家屋調査士測量設計事務所
    • 平成04年12月から平成11年12月まで東京池袋:十亀司法書士・土地家屋調査士事務所で修業平成12年01月群馬県前橋市南町三丁目にて登...