相談番号:1,250
相談者:A.O (茨城県)
内藤 政信 弁護士
銀行が名義人の死亡の事実を知ると、口座は凍結されます。
引き出しはできなくなります。
相続人の紛争に巻き込まれるのを予防されるためです。
死亡の事実を知るのがかなり遅い事もありますが、そのときは引き出しができますね。
新原 隆志 FP
(他のご相談への回答を再掲加筆)
銀行・証券など金融機関は、死亡広告欄以外にも日常的に独自の情報入手を行っています。個人的経験から申し上げますと、大きな銀行・証券ほど早く入手し、口座凍結されるようです。大銀行・地銀>信金>信組・JA・・・というのが「私の印象」です。
そもそも、分割協議の確定していない預金等の相続財産を、一部の相続人が(他の相続人の同意無く)引き出すことは法律違反の可能性がありますし、トラブルの元となりやすいです。
葬儀費用等は各相続人同意の上で早目に資金移動した方がよろしいかもしれません。
認知症云々は、関係者が申し立てしないと金融機関は把握できなのでないでしょうか?余程の資産家でなければ、金融機関はそこまで情報収集していないと思います。その際の対応は、金融機関ごとに基準があり、夫々異なると思われます。
他界すると銀行口座が凍結され、認知症を患っても同様に凍結され、引き出しができなくなると聞きました。本当でしょうか?